女性の社会進出も著しい昨今。
私たちの介護リフォームでも、活躍する女性スタッフがたくさんいらっしゃいます。
女性的な視点を介護リフォームに生かした提案力など、女性も活躍できる業界であることを証明しています。
この記事を読んでほしい人
- 建設業界・リフォーム業界で活躍したいと考えている女性
- 介護リフォームの仕事をしたいと考えている女性
- 女性にリフォーム現場での経験を積ませたいと思っている経営者
建築業界は「男性の仕事」?圧倒的に多い男性比率
建築業界と聞くと、どのようなイメージを持つでしょうか?
「現場での力仕事」「男性の職人が多い」「ハードな労働環境」…こうした印象を持つ人が多いかもしれません。
実際、日本の建設業界は長らく男性が圧倒的多数を占めてきました。
政府統計によると、2023年時点で建設業に従事する女性の割合は約18.2%にすぎません。
これは全産業の女性就業率(約45.3%)と比べても大きな差があります。

さらに職種別に見ると、現場で働く技能職(職人系)の女性比率はわずか2%以下という調査がわかります。
一方で、営業職や設計・コーディネーター職では女性の割合が3~4割に増えるなど、職種による偏りも大きいのが特徴です。

建築業界に女性が少ない理由とは?
国土交通省による令和6年度 建設産業における女性定着促進に関する実態等調査結果の結果を見ると、建設業界での管理職総数のうち、女性の割合は4%と極めて少数となっています。

女性の活躍や定着には職場の理解やサポートが重要です。しかし、同調査を見ると、女性活躍・定着促進のための取組を行っていないという企業がおよそ半数もあるということも明らかになっています。取り組みなしの企業のうち、従業員100人未満の企業が90%を占めるなど、特に中小企業での取り組みが遅れていることがわかります。

引用:国土交通省「令和6年度 建設産業における女性定着促進に関する実態等調査結果」
建築業界は長年「男性の仕事」とされてきました。その理由として、以下のような点が挙げられます。
- 現場作業が体力的にハードで、重い資材を扱うことが多い
- 現場に女性専用のトイレや更衣室が整備されていないケースが多い
- 「建築=男性の職場」という固定観念が根強い
- 出産・育児期に働き続ける環境が整っておらず、女性が離職しやすい
このように、物理的なハードルだけでなく、業界の慣習や環境面での問題が女性の参入を妨げてきたのです。
ただ、その傾向はすべてではありません。建設・リフォーム業界では女性が活躍できる余地がないかというと、そういうわけではありません。女性目線が生きる仕事もあります。
もちろん、男性だからできる、女性だからできる、と、2つの性別で決めつけをすることは不適切な場合もあります。その上で、女性的な能力や経験値を持っている方はその強みを生かせることが重要だと考えます。
介護リフォームは女性に向いている?その理由とは?

建築・リフォーム業界が男性中心であることは事実ですが、すべてのリフォーム工事が力仕事や大規模な施工ばかりではありません。
特に介護リフォームは小規模な工事が中心で、女性ならではの視点やスキルが求められる仕事です。
ここでは、介護リフォームが女性に向いている理由を解説します。
(1) 体力的な負担が少ない!女性でも無理なくできる仕事
リフォーム工事というと、大規模な改築や重い資材を扱う作業を思い浮かべるかもしれません。
しかし、介護リフォームの多くは「手すりの設置」「段差の解消」などの小規模な工事が中心です。
✔ 重労働が少なく、力に自信がなくてもできる!
✔ 短時間で終わる施工も多く、柔軟な働き方ができる!
実際に介護リフォームの施工業者には女性の職人も増えており、「技術さえ身につければ女性でも問題なくできる」との声も多いです。もちろん、職人として施工を行うのではなく、プランナー・営業として利用者宅を訪問し、見積作成や申請などをメインにする働き方もあります。
(2) 介護業界は女性が多く、仕事の相性がいい!
介護リフォームは介護保険を活用した住宅改修として行われることが多く、介護士やケアマネジャーと連携する機会が多い仕事です。
介護業界全体で見ると、女性の従事者は約7割を占めており、同じ女性同士の方が相談しやすいというケースも少なくありません。
✔ 女性同士の方がコミュニケーションがスムーズ!
✔ 高齢者やその家族に寄り添った提案がしやすい!
介護リフォームでは「住み慣れた家で安心して暮らせる環境づくり」が求められます。
女性ならではの気配りや、介護の経験が活かせる仕事なのです。
(3) 顧客の悩みを引き出し、適切な提案ができる!
リフォームの仕事は、ただ施工するだけではなく、お客様のニーズをしっかり聞き取ることが重要です。
特に介護リフォームでは、高齢者本人やその家族が「どんなリフォームが必要かわからない」というケースが多いため、ヒアリング力が求められます。
✔ 女性の共感力や傾聴力が活かせる!
✔ 細やかな気配りで、お客様に寄り添った提案ができる!
「階段の上り下りが大変」「お風呂で転倒しそう」など、日常生活で困っていることを聞き出し、最適なリフォームを提案するスキルが求められます。
女性ならではのやさしさや気配りが、顧客満足につながるのです。
(4) 生活者目線での提案ができる!
リフォームの設計や施工には、「実際に住む人の目線」が欠かせません。
家事や育児の経験がある女性なら、収納・動線・安全性など、より実生活に寄り添った提案が可能です。
✔ 「キッチンで動きにくい」→キッチンでの動き・動線を想定しながら最適な提案ができる
✔ 「夜中にトイレへ行くのが怖い」→ 足元灯の設置など、細かい配慮ができる!
こうした細やかな視点が、より満足度の高いリフォームにつながります。
介護リフォーム業界の市場と将来性
(1) 超高齢社会でニーズが拡大!介護リフォームの市場は揺るがない
日本は世界的にも類を見ない「超高齢社会」に突入しており、65歳以上の高齢者人口は3,600万人を超え、総人口の約29%を占めています(2023年時点)。
さらに、75歳以上の後期高齢者の割合も増え、2040年には高齢者人口のピークを迎えると予測されています。

✔ 高齢者が増えれば、住まいのバリアフリー化の需要も増加!
✔ 「住み慣れた家で長く暮らしたい」というニーズが高まる!
要介護・要支援認定者数も年々増加しており、高齢者向けの住宅改修の必要性がますます高まっています。
このため、介護リフォームの需要は今後も拡大し続けると考えられます。
(2) 介護保険を活用した住宅改修が可能!
介護リフォームの大きな強みは、介護保険制度を活用してリフォーム費用を抑えられることです。
▶ 介護保険を活用した住宅改修の概要
- 上限20万円まで、自己負担1~3割で工事が可能(例:手すり設置、床の段差解消など)
- 要介護認定を受けた方が対象
- 全国どこでも利用可能で、需要が安定している
つまり、「費用が高くてリフォームできない」 という課題を、介護保険の補助で解決できる仕組みになっています。
✔ 金銭的負担が少なく、利用者のハードルが低い!
✔ 行政からの支援があるため、安定した仕事になる!
(3) 介護リフォームは今後さらに成長する市場!
- 高齢者の増加により、介護リフォームのニーズは拡大!
- 介護保険を活用したリフォームが可能で、顧客の金銭的負担が少ない!
このように、介護リフォーム業界は今後も拡大し、安定した市場が続くことが予想されます。
ただ、労働人口が減少している中、ニーズがあっても介護リフォームの担い手がまだまだ不足しているのが現状です。
介護リフォームの市場や現状について、詳しく知りたい方はこちらから。
女性が介護リフォームで起業・独立開業するメリット

介護リフォーム市場が拡大する中で、「女性が起業・独立開業する」という選択肢も注目されています。
ここでは、介護リフォームの仕事をビジネスとして始めるメリットを紹介します。
(1) フランチャイズなら未経験でも安心!
リフォーム業界に携わったことがないと、
「専門知識や技術がないから不安…」
「建築の資格がないと独立できないのでは?」
と考えてしまうかもしれません。
しかし、フランチャイズに加盟すれば、未経験からでも開業が可能です!
✔ 研修や技術サポートが充実している
✔ 集客や営業のノウハウも学べる
✔ 介護リフォームに特化した支援体制がある
特に女性の場合、リフォーム業界の経験がないケースが多いですが、フランチャイズなら短期間で技術を学び、開業できる環境が整っています。実際に、介護リフォーム本舗でも活躍している女性スタッフはたくさんいらっしゃいます。
(2) 仕事と家庭の両立がしやすい
介護リフォームは、比較的スケジュール調整がしやすい仕事です。
現場作業があるとはいえ、個人の都合に合わせて案件を選べるため、仕事と家庭を両立しやすいのが特徴です。
✅ フルタイムではなく、時短で働くことも可能
✅ 子育てや家族の介護と両立しやすい
✅ 自分のペースで働けるので、ストレスが少ない
特にフリーランスやフランチャイズ加盟の場合、会社員のような縛りがないため、ライフスタイルに合わせた働き方が可能です。
(3) 高齢者や家族から感謝される、やりがいのある仕事
介護リフォームは、単なる住宅リフォームではなく、「高齢者が安心して暮らせる環境をつくる仕事」です。
施工を通じて、高齢者やその家族の生活が大きく改善され、感謝される機会が多いのが特徴です。
社会貢献を実感しながら働けるという魅力があります。
「人の役に立つ仕事がしたい!」という人にはぴったりの仕事です。
まとめ(問い合わせ・資料請求)
✔ 建築業界は男性中心だが、介護リフォームは女性が活躍しやすい仕事!
✔ 市場が拡大しており、今後も安定した需要が見込まれる!
✔ フランチャイズなら未経験でも開業可能で、仕事と家庭の両立もしやすい!
👉 「介護リフォームの仕事に興味がある!」という方は、ぜひ資料請求・無料相談へ

