
建設キャリアの“見える化”が進み、CCUSで技能や就業履歴が記録されるようになりました。
制度そのものは良いものですが、働く現場によって評価のつき方に差が生まれ始めています。
特に、小規模工事や住宅リフォームを中心にしている職人は、実力とは関係なく「評価が伸びにくい」という悩みを抱えがちです。
このまま今の働き方を続けて、自分のキャリアはどこへ向かうのか。
そんな不安を感じる職人が増えています。
建設キャリアは見える化の時代へ。CCUSで評価軸が大きく変わり始めている
国土交通省が運用するCCUS(建設キャリアアップシステム)は、建設業で働く人たちの未来を変えるシステムとして注目されています。

※参照:国土交通省「建設キャリアアップシステムポータルサイト」
CCUSは国が推進する「建設技能者の経験・資格・就業履歴を見える化する仕組み」として、2019年から本格運用が始まりました。
申請・登録のあった技能者一人ひとりに「CCUSカード」が発行され、現場でカードをかざすだけで、
・どの現場で働いたか
・どれだけ働いたか
・どんな資格を持っているか
・社会保険の加入状況
といった情報が、データとして蓄積されていきます。
CCUSはこの数年で一気に広まり、建設業の標準になりつつある
最新の国交省データ(2025年10月末)では、
● 技能者登録数:174.9万人
(建設技能者約300万人の半数以上が登録済み)
● 事業者登録数:30.4万社
(うち一人親方は10.5万)
● 累積就業履歴:2億3,000万件
※2025年10月だけで619万件の履歴が記録されている

2019年から徐々に普及し、
2021〜2024年にかけて急激に利用が増え、
2025年には建設業の新しい当たり前と言えるレベルまで浸透してきました。
特に、公共工事や大規模現場では「CCUSの現場登録が標準化」しつつあるため、職人の就業履歴が確実に残るようになりました。
建設業のキャリア、CCUS導入でどう変わる?

国は現在、次のような方向で CCUS の活用を強化しています。
・経営事項審査(経審)での評価項目に組み込む
・技能者の処遇改善の基礎データにする
・労働時間の管理や安全管理との連動を検討
・将来的には、資格・社会保険・就業履歴をワンセットで管理する方向
つまり、
建設のキャリアはCCUSのデータ抜きでは語れなくなる世界
に向かっています。
制度の普及スピードと国の後押しを考えると、
数年以内にほとんどの現場で
「カードタッチが当たり前」
という状況になっていくことが予想されます。
※参照:「国土交通省「建設キャリアアップシステム現場運用マニュアル」
小規模工務店やリフォーム職人がCCUSで評価されにくい理由とは
小規模工務店やリフォーム中心で働く職人が、
CCUSで思うように評価が積み上がらないのには、いくつかの構造的な理由があります。
その根本にあるのは「制度上の問題」ではなく、現場の性質と運用の現実です。
まず、CCUSで評価を積み上げるためには、
・現場が「CCUS現場」として登録される
・現場でカードタッチが運用される
この2つが必須になります。
ところが、小規模工事には、この条件がそもそも整いにくいのです。
小規模工事は現場登録の手間が重く、運用されにくい
個人宅のリフォームや、1〜2日の軽微工事では、
元請がCCUSの現場登録を行うメリットがほとんどありません。
大規模現場なら
・多くの職人が出入りし
・工期も長く
・安全書類も大量に発生する
ため、CCUS運用が自然に組み込まれます。
しかし小規模工事は、
・工事規模が小さい
・工期が短い
・書類作成に時間をかけられない
・現場の出入りが少人数
という理由から、
CCUSの運用コストが工事内容に見合わないというのが現実です。
制度上できるとしても、実務では「やらない」という判断になりがちです。
軽微工事の多くが、建設業法上「許可不要工事」に該当する
住宅や小規模リフォームでは、
請負金額が一定額未満で行われる工事が多く、
建設業法上の「軽微な工事」に該当します。
建設業法では、軽微工事は
・許可不要
・簡易的な契約
で済むため、建設業としての手続きが省略されがちです。
そのため、
「建設工事としての枠組み」でCCUSを運用する前提がそもそも整っていない
という側面があります。
元請構造が薄く、建設業の階層構造が成立しにくい
CCUSは本来、
元請 → 下請 → 職人
という建設業特有の階層構造を前提にした仕組みです。
しかし、個人宅のリフォームでは、
・元請が工務店で完結
・もしくは職人が直接依頼を受ける
というシンプルな構造が多く、
施工体制や出面情報を細かく管理する必要がありません。
そのため、
CCUSの「工事情報 → 現場登録 → 就業履歴」という流れが
そもそもフィットしない働き方になってしまいます。
結果として、就業履歴が「数字」として残らない

制度上登録できる工事であっても、
運用されなければ就業履歴はゼロのままです。
・どれだけ技術があっても
・どれだけ現場をこなしても
・どれだけお客様に感謝されても
CCUSの世界では、それらが「見える化」されません。
制度上はカードを使わずにまとめて一年分を履歴として登録することもできますが、現場名や責任者名など入力必須の項目も多く、運用されていないパターンが多いのが現状です。
つまり、
「評価されない」のではなく「評価される枠に乗っていない」
という構造が起きています。
その積み重ねが“キャリアの差”として見えるようになってしまう
大規模現場の経験者は、就業履歴がどんどん蓄積されます。
一方、小規模工事中心の職人は履歴が残らず、
キャリアの数字だけを見ると、経験が浅く見えてしまうことがあります。
これは、実力とは関係ありません。
ただ、評価軸が合っていないだけなのです。
建設キャリアの評価、CCUSだけが正解じゃない
ここまでで見てきたように、
小規模工務店やリフォーム中心の働き方は、
CCUSの評価が積み上がりにくい構造になっています。
これは、あなたの技術や仕事の質とは関係ありません。
理由はただひとつ。
「建設キャリアの評価軸」と「リフォーム職人の働き方」が合っていないからです。
どれだけ現場をこなし、
どれだけ丁寧な仕事をしても、
どれだけお客様に感謝されても、
CCUSの仕組みでは
その努力が建設キャリアとして数字に残りません。
キャリアが積み上がらないのではなく、
積み上がるCCUSという名のレールが今の働き方と一致していないだけ。
積み上がらない評価、自分のキャリアは価値のないものなのか?そんなことに絶望する必要はありません。
「評価されないから今後のキャリアを諦める」のではなく、
「どの評価軸でキャリアを築くのか」を選ぶという視点を持ちましょう。
職人として培ってきた
段取り力、判断力、気遣い、仕上げの精度、生活者への理解――
こうした力が正当に評価される場所があります。
それが、
建設とは別の評価軸でキャリアを積み上げられる「介護リフォーム」という領域です。
次のセクションでは、
なぜ介護リフォームがリフォーム職人にとって
キャリアの新しいレールになり得るのかを説明します。
介護リフォームは建設とは別の評価軸でキャリアを築ける仕事
建設キャリアの評価軸から外れてしまいやすいリフォーム職人が、自分の価値を最大化できる場所はどこなのか。
その答えの一つが、介護リフォームという仕事です。
介護リフォームは、建設の世界とはまったく違う評価軸で成り立っています。
ここで求められるのは、大規模現場での経験や就業日数ではありません。

中心になるのは、
「生活者の困りごとをどれだけ解決できたか」
という視点です。
たとえば――
・対象者の歩く姿を見て適切な手すりの設置場所を調整する
・転倒しないための提案の引き出しの多さ
・介助する家族の負担を軽くする
こうした生活に直結した提案力・施工力が、そのまま評価につながります。
ここでは、大規模現場での経験も、現場登録の有無も、就業日数も関係ありません。
評価するのは、
・利用者
・家族
・ケアマネジャー
・地域の介護事業者
つまり、あなたと顔が見える関係を持つ地域の方々です。
この世界では、リフォーム職人が持つ
・現場判断の速さ
・小回りの良さ
・仕上がりの丁寧さ
・生活者への理解
・コミュニケーション力
がストレートに評価されます。
大手元請の評価項目ではなく・霞が関で決めた評価項目ではなく、
地域の信頼が、そのままあなたのキャリアになります。
だからこそ、
建設の評価軸に乗れずに悩んでいた職人が、
介護リフォームで輝くケースは珍しくありません。
介護リフォームは、建設キャリアが積みにくい職人にとって、
自分の技術を正しく評価してくれる新しいキャリアのレールになり得る仕事なのです。
次のセクションでは、
この介護リフォーム市場がなぜ伸び続けているのか、
そしてなぜ小規模工事中心の職人と相性が良いのかを説明します。
介護リフォーム市場は成長が続き、小規模工事でも高粗利・高成約率
介護リフォームが職人の新しいキャリアの選択肢として現実的なのは、
市場そのものが年々確実に伸び続けているからです。
背景には、日本の社会構造があります。
・高齢者人口の増加
・在宅介護の推進
・介護保険制度による住宅改修の支援
・住み慣れた家で暮らしたい人の増加
こうした要因により、介護リフォームの需要は毎年安定して発生しています。
特に、介護保険を利用した住宅改修は
20万円という上限額の範囲で補助が出るため、利用者の負担が少なく、工事が成立しやすい
という特徴があります。
その結果、介護リフォームの仕事は、
大規模工事ではなく 小規模工事の積み重ね が中心になります。
たとえば――
・手すり取り付け
・段差の解消
・扉の交換
・滑りにくい床材への張り替え
これらは数時間〜1日で終わることも多く、
リフォーム職人の得意分野と非常に相性が良い領域です。
さらに、介護リフォームの仕事には次の特徴があります。
● 高成約率
困りごとが明確で、必要性が高いため、提案が通りやすい。
● 高粗利
小規模で、専門性が求められ、価格競争になりにくい。
● 紹介が生まれやすい
ケアマネージャーや福祉用具事業所との連携が増えることで、安定した相談が入る。
● 地域密着で継続性が高い
一度頼まれると、その後の修繕や追加工事につながりやすい。
つまり、
大規模工事が少なく、現場ごとに短期で動くことが多い職人ほど、
この仕事の「リズム」と「稼ぎ方」が合っているのです。
CCUSで評価されにくい働き方だったとしても、
介護リフォームではその強みがそのまま成果と評価に直結します。
次のセクションでは、
こうした介護リフォームの仕事を事業として軌道に乗せるための現実的な方法として、
介護リフォーム本舗がどのようにサポートできるのかを説明します。
介護リフォーム本舗なら、建設経験を新しいキャリアとして最大化できる
介護リフォームは、建設とはまったく別の評価軸でキャリアを築ける仕事です。
しかし、はじめて挑戦する人にとっては
「ケアマネとの連携はどうするの?」
「介護保険の理由書ってどう書くの?」
「見積りの考え方は普通のリフォームと違うの?」
など、最初のハードルが多く感じられるかもしれません。
そこで力を発揮するのが、介護リフォーム本舗の仕組みです。
介護リフォーム本舗では、職人が不安に感じやすいポイントを体系化し、
建設経験を“そのまま武器にできる”環境を整えています。
たとえば――
● ケアマネ・介護事業者との関係構築を本部が徹底サポート
最初はつながりがなくても、紹介につながる動線を用意。
● 介護保険住宅改修の書類を正しく作れるように支援
制度の理解に時間を取られず、現地調査や工事に集中できる。
● 小規模でも高粗利を確保できる価格設計のノウハウを提供
「安く受けるしかない」仕事から脱却できる。
● 生活者視点の施工知識を体系化
どこに手すりを付ければ転倒を防げるのか、どうすれば動線が改善されるのか。
建設現場では教わらない生活改善の知識を学べる。
● 地域密着での紹介循環を作りやすい仕組み
一度信頼されれば、継続的に案件が発生する。
そして何より大きいのは、
建設経験を否定せず、むしろその価値が最も発揮される場所を用意している
という点です。
リフォーム職人が持つ
段取り力、判断力、仕上げの精度、小回りの良さは、
介護リフォームでは直接的な価値となります。
「自分は建設キャリアでは評価されなかった」
そんな職人ほど、
介護リフォームの世界で再び光り始めています。
介護リフォーム本舗は、
そんな新しいキャリアのレールへスムーズに移行できるように作られた仕組みです。
あなたが培ってきた技術と経験を、
地域の人たちにとって本当に価値のある形で生かすことができます。
まとめ:評価軸が変われば、キャリアは変えられる
CCUSが広がり、建設キャリアが数字で見えるようになった一方で、
小規模工事やリフォーム中心の職人は、その評価軸に乗りにくい働き方をしています。
これは技術の問題ではなく、
評価される仕組みが働き方と噛み合っていないだけです。
だからこそ、
「どの評価軸でキャリアを積むのか」を選ぶことが重要になります。
介護リフォームは、
利用者の生活改善や、ケアマネからの信頼といった、
建設とは違う軸で評価される仕事です。
段取り力、判断力、仕上がりの丁寧さなど、
リフォーム職人が日々現場で発揮している力が、そのまま価値になります。
もし今の働き方でキャリアの伸び悩みを感じているなら、
別の評価軸でキャリアを築くという選択肢があります。
介護リフォーム本舗は、制度や書類、連携先づくりをサポートし、
あなたの技術を地域のために生かせる環境を用意しています。
評価される場所で働けば、キャリアは必ず動き出します。
まずは、自分に合った選択肢かどうか知るところから始めてみませんか。








