第一印象は“見た目”でほぼ決まる。営業で信頼を得るなら服装にこだわるべき理由
リフォーム営業でお客様と初めて顔を合わせる瞬間。
その第一印象が、成約や信頼関係に大きく影響することをご存じでしょうか。
アメリカの心理学者アルバート・メラビアンの研究によると、人が他人から受け取る印象のうち、55%が「視覚情報」=見た目や服装などで決まるとされています。つまり、どんなに素晴らしい提案をしても、最初の数秒で「この人、頼りになりそう」と思ってもらえるかどうかが大きなカギを握るのです。
また、日本国内の調査でも、営業職の約46%が「服装と営業成績には相関がある」と実感しているという結果も出ています。服装はただの外見ではなく、「この人に任せても大丈夫そう」という安心感を与えるための重要なビジネスツールなのです。
特にリフォーム業界では、営業と現場確認を同じ担当者がこなすケースが多く、「フォーマルな信頼感」と「現場対応力」の両立が求められます。
この記事では、スーツと作業着(ポロシャツ)それぞれのメリットや、顧客に信頼される服装の選び方、さらに介護リフォームの現場で実際に支持されているスタイルについて詳しく解説します。
リフォーム営業に求められる服装とは? 現場とお客様の“あいだ”に立つスタイル
リフォーム営業は、単に商品やサービスを提案するだけではありません。
「お客様の生活空間に深く入り込み、希望や不安を汲み取りながら、現場の制約も踏まえて提案をまとめ、工事まで伴走する」――まさに**“現場”と“顧客”のあいだをつなぐ存在**です。
この立場に立つ営業職にとって、服装の選び方は思っている以上に重要です。
見た目の印象で信頼されるかどうかが決まり、その信頼をもとに、現場で柔軟に動けるスタイルでなければ、仕事の質も落ちてしまいます。
リフォーム営業は「家に上がる」仕事
まず、リフォーム営業が他の営業職と大きく異なるのは、お客様の自宅に上がる機会が非常に多いという点です。
玄関先でのあいさつに始まり、リビング、廊下、浴室、トイレ、寝室…と、プライベートな空間に立ち入らせていただくことになります。
このとき、服装に「生活空間にふさわしくない違和感」や「距離感を感じさせる堅苦しさ」があると、
たとえ丁寧な話し方をしていても、お客様の心の扉は閉じたままになってしまいます。
現場では「しゃがむ・登る・測る」が当たり前
一方で、見積もりや提案の場面では、現場の確認も欠かせません。
床下収納の位置を確認したり、段差を測ったり、天井の梁を確認したり…その際、スーツでは動きが制限されることもあります。
特に夏場は、汗だくのスーツ姿よりも、通気性の良いポロシャツの方が清潔感を保ちやすいという現実的な面もあります。
つまり、リフォーム営業の服装は、“動きやすさ”と“信頼される外見”のバランスをどう取るかが問われているのです。
信頼感=スーツ、という時代ではない
スーツを着ていると、たしかに「ちゃんとしている感」は出せます。しかし一方で、リフォームという生活密着型のサービスにおいては、“営業マンらしすぎる”スタイルがかえって壁になることもあります。
とくに高齢者やそのご家族が相手となる介護リフォームの現場では、「話しやすさ」や「親しみやすさ」が重視される場面も多く、
適度にカジュアルで、かつ清潔感があり、誠実さが伝わる服装が理想的です。

実際に、営業職に対する国内調査でも、46.5%が「服装と営業成績に相関がある」と回答しています。
信頼を得るために必要なのは、決して「スーツであること」ではなく、お客様に合ったスタイルを選べているかどうかなのです。
スーツと作業着、どちらが正解?現場で信頼を得る服装比較
リフォーム営業の現場では、「スーツで行くべきか、それとも作業着やポロシャツで行くべきか?」という悩みをよく耳にします。
どちらにも一理あり、一概に「これが正解」と言い切ることはできませんが、営業スタイルや顧客層、そして現場との関わり方によって最適解は変わってきます。
ここでは、スーツ派と実務型スタイル派(ポロシャツ・チノパンなど)それぞれのメリット・デメリットを比較してみましょう。
● スーツスタイルの特徴

メリット
- きちんとしている感・誠実さを演出しやすい
- 顧客(特に年配者)に対して第一印象で安心感を与えやすい
- 高単価商材・大型リフォームなど、契約要素が強い場面では信頼感につながる
デメリット
- 暑さ・動きづらさがあり、現場対応に不向き
- 床下確認や屋外調査など、動作に制限が出る
- 作業感のある現場では「現実離れした営業マン」に見られることもある
● 実務型スタイル(ポロシャツ・チノパン等)の特徴

メリット
- 動きやすく、現場確認や軽作業も対応可能
- 暑い時期でも快適で、汗やニオイのリスクが少ない
- 親しみやすく、顧客との心理的距離が縮まりやすい
- 「作業もできる人」という実務的信頼を得やすい
デメリット
- 清潔感に気を配らないと、だらしなく見える恐れがある
- 顧客によっては「ちゃんとしていない」「軽く見える」と受け取られる可能性も
- 統一感やブランド感がないと、“個人事業っぽさ”が出てしまうことも
顧客の視点から見る“ちょうどいい服装”とは?
近年は、「スーツで来てほしい」という顧客よりも、“ちゃんとしているけれど、親しみやすい人がいい”と感じている顧客の方が増えています。
とくに高齢者やそのご家族が多い介護リフォームの現場では、距離の近さ・誠実さ・柔らかさが重視される傾向にあります。
その意味でも、ロゴ入りのポロシャツや清潔感のあるチノパン、軽作業にも対応できるスタイルは非常に有効です。
見た目のカジュアルさを保ちつつ、「会社の一員」「信頼できるプロ」としての印象を与えることができます。
決め手は“場面ごとの使い分け”と“統一感”
結論としては、スーツか作業着か、どちらが正しいというよりも、「いつ・どこで・誰に」会うかで最適な服装を選ぶことが大切です。
- 初回訪問や見積もりの場面では、少しフォーマル寄りに
- 現場確認や工事中の対応では、動きやすさを重視した実務スタイルに
さらに、企業としての統一感(ロゴ・カラー・デザイン)があると、どんなスタイルでも一貫性が生まれ、顧客の信頼感にもつながります。
| 項目 | スーツ | ポロシャツ・カジュアル |
|---|---|---|
| 印象 | きちんとしていて信頼感がある | 親しみやすく話しやすい |
| 動きやすさ | 不向き(特に現場作業) | 動きやすく現場対応に最適 |
| 清潔感の維持 | 汗やシワが目立ちやすい | 通気性があり清潔感を保ちやすい |
| お客様との距離感 | 少し堅い印象、やや緊張感が出やすい | 話しかけやすく距離が縮まりやすい |
| 現場対応力 | 着替えが必要になる場面も多い | そのまま現場に入れる柔軟さがある |
同じリフォームでも対象者や単価などによって、スタイルが異なります。相手によってスタイルを分けるという方も多いです。それぞれのメリットデメリットを理解したうえで、適切な服装のチョイスが必要です。
介護リフォーム営業に適したスタイルとは?

高齢者やその家族を対象とする「介護リフォーム」では、一般の住宅リフォームとは異なる配慮が必要です。
その中でもとくに重要なのが、営業担当者がいかに「親しみやすく、話しやすい存在」として受け入れられるかという点。
そしてその印象の多くは、言葉や資料よりも“服装”によって無意識に判断されているのです。
介護業界は「スーツが正解」ではない業界
介護・福祉業界では、スーツ=正装、という考え方は必ずしも当てはまりません。
たとえば、ケアマネジャー(介護支援専門員)や訪問介護スタッフなども、スーツではなくポロシャツやジャケット・チノパンなどの「機能性と親しみやすさ」を両立した服装を選ぶのが一般的です。
これは、単に動きやすいからという理由だけではありません。
利用者やそのご家族との相談場面では、あまりに堅い印象の服装だと、心理的な距離が遠くなり、相手が心を開いてくれないことがあるというのが現場での実感です。もちろん、服装がラフすぎるのも逆効果ですが、服装に隙がなさすぎるのは心理的な緊張を生みやすいと言われています。
服装によって緊張してしまう、という傾向が強いのは医師や看護師が切る白衣も同じですね。緊張のあまり血圧が普段よりも高くなることがあると言われています。そのため、在宅に訪問する訪問看護の多くは白衣ではなく、スクラブやポロシャツなどのスタイルが主流となっています。緊張感を与えないスタイルが重視されています。
また、介護業界では「スーツ姿だと『営業に来た人』『何か売られるかも』と警戒されやすい」という声もあり、“頼りになるけど気軽に話せる”スタイルがベストとされています。
介護リフォームも「相談業」である
介護リフォームは単なる工事提案ではなく、お客様の生活課題を“相談”から丁寧に引き出し、安心できる提案に導くプロセスが不可欠です。
その意味では、他の介護関連職種と同様に、「話しかけやすさ」「寄り添う姿勢」を服装で演出できることが非常に大きな意味を持ちます。
- 「スーツ姿の人には、ちょっと言いにくい…」
- 「トイレの手すりをつけるのに、ペーパーホルダーの場所を変えてほしいけれど、ついでにお願いしてもいいのかしら…」
こうした声は高齢の施主やその家族から、実際に現場で多く聞かれます。
ポロシャツ+チノパンが“現場にも心にも届く服装”
介護リフォーム本舗では、そうした介護業界の感覚を踏まえ、
ポロシャツ+チノパンなどのスタイルを推奨しています。
これは単に動きやすいだけでなく、以下のような理由から現場で高く支持されています。
- 高齢者との会話がしやすくなり、相談の質が深まる
- 「営業されている」というプレッシャーが少なくなる
- 生活空間に違和感なく溶け込める
- 動きやすさもあり、現場確認・測定・軽作業にも即対応できる
「ちゃんとした人」よりも「気軽に頼みやすい人」へ
介護リフォームにおいて、真に求められているのは“かっこよく見える営業マン”ではなく、“なんでも気軽に頼めそうな人”です。
服装ひとつで、その印象は大きく変わります。
「堅すぎない」「でも清潔で誠実そう」――その絶妙なバランスこそが、介護リフォーム営業に生きてくるのです。
| 比較項目 | スーツスタイル | ポロシャツスタイル(実務型) |
|---|---|---|
| 信頼感の演出 | フォーマルで誠実な印象を与えやすい | カジュアルながら「話しやすさ」「親しみやすさ」が出やすい |
| 高齢者への印象 | 堅苦しく見えることもあり、心を開かれにくいことがある | 「身近な人」「頼みやすい人」と感じてもらいやすい |
| 現場対応力 | 動きにくく、現場確認・軽作業に不向き | 動きやすく、現地調査・採寸などもスムーズに対応可能 |
| 清潔感の維持 | 汗やシワが目立ちやすく、夏場は特に不快感が出やすい | 吸湿性・通気性に優れ、清潔感を保ちやすい |
| 印象の統一感 | 単独だと「個人営業っぽさ」やバラつきが出やすい | ロゴ入り・カラー統一のポロシャツで「会社としての信頼感」を演出可能 |
| お客様との距離感 | 一定の緊張感があり、相談を切り出しにくいこともある | 話しかけやすく、生活の悩みや介護に関する相談が自然にできる |
| 現場での動線 | 着替えや作業前の準備が必要な場合が多い | そのまま現場に対応できる柔軟さがある |
| 営業する本人の感覚 | 緊張しやすく「営業モード」に入りづらいこともある | 自然体で接しやすく、自分らしく話せる |
まとめ|服装は、信頼を生む“営業ツール”。自分らしいスタイルで始めよう
リフォーム営業の服装は、単なる“身だしなみ”ではありません。
とくに介護リフォームの現場では、お客様との距離感・信頼感を生むための大切な営業ツールです。
スーツがすべてではなく、むしろ親しみやすく・話しかけやすいポロシャツスタイルの方が、
お客様の心を開きやすく、深い相談につながることも多くあります。
また、営業する側にとっても、動きやすく自然体でいられるスタイルは、
結果的に「自分らしい営業」を可能にし、成果にもつながる大切な要素です。
近い距離間で接しながら悩みを解決していく営業スタイルに興味を持っている方は、介護リフォームがあっているかもしれません。
✅ こんな方にこそおすすめです
- 「営業に苦手意識がある」「服装で悩みたくない」
- 「スーツ営業に違和感がある」「もっと自然体で信頼されたい」
- 「お客様とじっくり向き合える仕事がしたい」
- 「一人で独立するのが不安。支援がある中でチャレンジしたい」








